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シリコンバレー銀行破綻今後できること

シリコンバレー銀行破綻 今後できること

朝の金融情報(2023/3/13)

おはようございます。

本日は、直近であったニュースとそれに対する考え方をお伝えします。

結論からお伝えしますと、SVB(シリコンバレー銀行)が破綻しました。

市場の声では、「リーマンショック以来の規模のショックになるのでは?」ということも言われています。

ちなみに、リーマンの総資産は70兆円で全米4位だったのに対し、SVBは28兆円で全米16位となります。

ここで、SVBを簡単に説明いたします。

■SVB(シリコンバレーバンク)
・1983年設立
・米シリコンバレーに本拠を構える銀行
(補足:シリコンバレーは世界のテック企業が集まる場所)
・ベンチャー企業やベンチャーキャピタルから預金を集める
・運用方法は米国債や住宅ローンなどの安全資産

というように、特にハイリスクな運用を行っているわけではなく、安全資産と呼ばれるもので運用していたのですが、今回破綻となりました。

この原因としては、現在の米国の金融引き締めが要因となります。

簡単に説明しますと、

ベンチャーキャピタルからベンチャー企業がお金を借りる

ベンチャー企業はSVBにお金を預金する

SVBは、その預金を元に国債などを買い運用する

ベンチャー企業がお金が不足してきたので、預金を引き出そうとする
※最近は大手Googleのリストラなどでベンチャー企業にお金が回ってこない状況

SVBはベンチャー企業にお金を返すために、満期前に債券を途中で売らざるを得ない
※債券は、満期まで持たずに途中で解約・売却すると元本分が帰ってこなければ、米国では金利上昇局面の為、債券価格が下がっている

SVBはどんどん損失が膨らむ

SVBはお金不足を解消するために、新たに株を発行すると発表

預金をしている企業は、この発表でSVBに不安がはしり、さらに預金を引き出そうと殺到

SVBはお金が返せなくなり、にっちもさっちもいかなくなり破綻

というような流れとなります。

あわせて今回、同時期にシルバーゲート銀行(暗号資産業界向けに金融サービスを行う銀行)が事業閉鎖となりました。

このシルバーゲート銀行もSVBと同じ理由で事業閉鎖となっています。

今後もこの金融引き締めによる影響で同じような事例が出てくる可能性がありますので、その点も考慮しておくべきです。

では、この事実に対してどのような考えが出来るのか?どのように行動するべきなのか主に2点ありますが、本日1点、後日1点お伝えします。

今回のように、全米でも16位という大きな銀行が破綻と言う結果になりました。

つまり、大きな銀行で安定な資産運用を行っていたとしても、このようなことが起こり得るということが分かりますね。

”定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり、1金融機関ごとに合算され、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。”
※金融庁HPより抜粋

数社口座を持っておき、一つの銀行や証券会社には、1,000万円まで預ける形で、分散させておくことが資産を守る一つの手段です。

加えて、ドラゴンでは海外銀行の解説方法などもお伝えしておりますので、上手に活用していきましょう。

本日も頑張っていきましょう!

 

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