有事の お金の守り方
休日の特別金融情報(2022/2/26)
こんにちは。
ロシアがウクライナに侵攻し、両軍の間で激しい戦闘が続いています。
ロシア軍は東部と北部、南部の国境の3方向から侵攻し、チェルノブイリ原発を掌握するなどしながら、ウクライナの首都キエフに迫っています。
先日からこの侵攻を受けて市場のボラティリティーが高まっています。
ウクライナ侵攻のニュースがあったタイミングでダウ、日経平均ともに年初から10%以上の下落をし、恐怖されたかたは多いのではないでしょうか。
では、このような時にどうするべきかをお伝えします。
有事が起きたときの対処
①世の中で騒がれ出したタイミングで即時売却をして、底が見えたタイミングで買いなおす
②下がった都度少しずつ買い増していく
③何もしない
それぞれ解説していきます。
①ですが、こちらは難易度は結構高いものとなります。既にニュースなどが出てきた時は、かなり下がっている場合が多いですが、今回で言えば”ウクライナへの侵攻する可能性がある”というニュースが出てきた時点で売却していれば、大暴落を回避することができたかと思います。しかし、なかなか積立などされている方はポジション解消することに躊躇してしまうなど難しいかと思います。加えて、現在侵攻が起こり始めてから市場は反発している状況ではありますが、実際に底がどこなのかは判断するのが非常に難しくなっています。これからさらに、激化するなどあれば、まだまだ下がる可能性もあるので、先がある程度読めるかたには適した方法かもしれません。
②ですが、今のポジションはそのままにしつつ、下がった都度買い増しをしていくという方法です。
これはいわゆる”ナンピン”と言うものですが、安いところで購入を繰り返すことによって、取得単価を下げるものです。資金に余裕があるかたにとっては適した方法となるかと思います。
③ですが、下がっていても動じずにそのままにしておくことです。
多くの相場では、下落したものは元に戻ることが大半です。売買をすることで、手数料や税金も必要になるので、どっしりと構え相場がもとに戻るのを待つこと、”積立”や”ドル事と平均法”で投資をされている人にとっては適した方法かと思います。
それぞれ、ご自身にあったやり方をしていくのが良いですね。
次に有事起こる前の準備についてお伝えします。
それは”ポートフォリオを組んでおく”ことです!
一例としては下記です。
国内株式、海外株式、国内債券、国外債券、暗号資産、外貨、金や銀、石油や天然ガス、小麦・大豆・トウモロコシなどのコモディティ
今回のウクライナ侵攻では、ロシア株式市場は50%の下落やロシアの通貨であるルーブルは、年初から10%程度対円で大幅に下落をしました。
対して、金、石油や天然ガス、小麦・大豆などのコモディティーは大幅に値上がりしました。
このように、現金(自国通貨)や株式だけでは、有事の時に対処ができないので、コモディティーなどの所有や、海外で外貨所有や海外不動産など所有しておくことは有効な手段とかもしれません。
日本にもいつこのような有事が訪れるとも限りません。
事前の準備はとても重要です。
ドラゴンでは、海外銀行口座開設方法やポートフォリオの重要性などもお伝えしています。
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