用語解説 （ショートカバー）

朝の金融情報（2023/5/18）

おはようございます。

本日は経済・金融に関する用語を解説します。

●ショートカバー
ショートカバーは、株式市場で一般的に使用されるトレーディング戦略の1つです。

株価の下落を予測し、株式を借りて売り、後で同じ数量の株式を買い戻して返却することで利益を得る取引戦略です。

これは、株価が下落する場合に利益を得ることができるため、市場が弱気（ベア）傾向にある場合に特に有効です。

、ショートカバーの流れは以下になります。

①株式の借り入れ: ショートカバーを行うためには、まず株式を借りる必要があります。これは、証券会社やブローカーとの間で行われます。借り入れた株式は、市場で売却するために使用されます。

②株式の売却: 借り入れた株式を市場で売却します。これにより、売却した株式の現金を手に入れることができます。

③株価の下落を予測: ショートカバーの利益を得るためには、株価が下落することを予測する必要があります。株価が下落すれば、株式を安価な価格で買い戻すことができます。

③カバー注文の発行: 株価が下落した時点で、利益を確定するためにカバー注文を発行します。これは、借り入れた株式を返却するために、市場で株式を買い戻す注文です。

④株式の買い戻し: カバー注文が執行されると、市場で株式を買い戻します。これにより、借り入れた株式を返却することができます。

⑤利益または損失の確定: ショートカバーの戦略では、株式を売却することで利益を得ることを目指します。株式の買い戻し価格が売却価格よりも低い場合、利益が生じます。しかし、株価が上昇してしまった場合には、損失が発生する可能性もあります。利益または損失は、株式を買い戻した時点で確定します。

2023年5月18日現在、日経平均が3万円を超えて推移していますが、これはショートでエントリーしていた人の踏み上げ（損切）によるショートカバーが多く行われていることが想定されます。

相場の状況や雰囲気、流れを見る力を身に付けていけば、とても有効的にショートカバーは武器及び盾になります。

しっかいと学んでいきましょう。

本日も頑張っていきましょう！

今後のドラゴンセミナー・イベント
https://dragontrade.club/schedule/