中国の不動産市場の悪化を受けた中国マネー流入が、日本の不動産高騰に影響を与えているとの意見もありますが、「日本不動産のさらなる高騰は考えにくが、今の高値が続く可能性は高い」との予想もあります。
最も懸念されるのが金融市場への波及です。日本のバブル崩壊では、不動産価格の下落などで多額の不良債権を抱えた金融機関がいわゆる「貸し渋り」を行い、多くの中小企業が倒産に追い込まれるなどして長期の経済低迷につながりました。すでに中国の信託大手では信託商品の支払いが遅延する問題が生じており、金融危機が拡大すれば中国経済を直撃しかねないようです。
中国との結びつきが強い日本企業、特に輸出入に関わる企業の株価には今後も十分に注意が必要です。
<今週の注目ニュース>
【米国】23日(水)7月新築住宅販売件数(年率換算件数)
【米国】23日(水)7月新築住宅販売件数(前月比)
【世界】24日(木)~26日(土)ジャクソンホール会議
【米国】25日(金)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
諸外国の経済の動きが、各市場への影響に大きく関わることがあります。AI株に取り組まれている方は、配信情報だけでなく、海外のニュースにもしっかりと注目していきましょう!