投資に役立つ用語解説 ｢ドレッシング買い｣

皆様、おはようございます。

9月は多くの企業が「四半期決算」の発表を控えています。
( ＊四半期決算とは、企業が3ヶ月ごとの業績を公表するものですが、全ての企業が9月に該当する訳ではありません )

決算報告書により、企業の健全性や成長性を投資家や株主が評価します。

今日は、この四半期決算の背景にも関連する「ドレッシング買い」について、お届け致します。

《 ドレッシング買いとは？ 》
四半期末や年末にファンドマネージャーや機関投資家などがポートフォリオをより良く見せるために行う取引を指します。
例えば、四半期のパフォーマンスをよく見せたい投資家は、四半期末に好調な銘柄を購入することでポートフォリオを「飾る(dress)」ことがあります。
こういった背景から、別名｢お化粧買い｣とも呼ばれています。

《 なぜドレッシング買いが行われるのか？ 》
主な理由は、外部からの評価を良くするためです。
特に、投資信託やヘッジファンドの運用者は、クライアントや投資家からの信頼を得るためには良好なパフォーマンスを維持することが重要です。

そのため、報告する四半期や年の終わりに、ポートフォリオに好調な銘柄を多く持っているように見せることで、運用能力をアピールしようとするのです。