iDeCoは本当にお得?
朝の金融情報(2022/1/5)
おはようございます。
税制面で優遇されている”iDeCo”。
皆さまはやられていますでしょうか?
税制的に優遇されているからお得ですが、実は全ての人にそれが当てはまるわけではありません。
そもそも、iDeCoとは何だったかを簡単に説明すると、
”自分で出す掛け金を、自分で運用する個人型確定拠出年金”です。
老後に向けて毎月一定額を、自身で選んだ投資商品で運用していくもの。
つまり、投資信託の積み立てです。
これは、金融庁が「貯蓄から資産形成へ」の旗振り役となり、国民が自ら年金を作るべく、積極的に投資を勧めています。
メリットとしては下記があります。
①運用中の利益には税金がかからない
②毎月の掛け金は全額所得控除になるので、所得税、住民税が安くなる
③年金を受け取るときは、退職所得控除と公的年金等控除になる
このように、とてもメリットがあり、魅力的な制度です。
しかし、デメリットもあります。
それは、自分のお金にもかかわらず”60歳になるまで引き出せない”ことです。
60歳になるまで、毎月積み立てができ、生活に支障がない人なら良いですが、
人によっては、急遽現金が必要になることも、人生では起こる可能性があります。
例えば、急に会社でリストラにあったり、いざ自立や企業しようとしたときにお金が必要になったり、場合によってはお金が必要になり借金をするなど、本末転倒になることさえあります。
iDeCoは非常に魅力的なメリットがありますが、ご自身の貯金や手元資金としても多少余裕をもっておくことが大事です。
加えて、短期間で手元に現金に変えられる、株や投資信託、為替取引なども活用していくのも一つですね。
本日も頑張っていきましょう。