【稼ぐ力”は親の背中から学ぶ】

皆様おはようございます。

街には初々しい新社会人、そして新入生の姿が。
フレッシュな未来の次世代リーダーが新たなステージへと挑戦の1歩を進めています。

未来を担う子どもたちに必要な「金融リテラシー」について、家庭での関わり方をどうしたらよいでしょうか？
今回は「稼ぐ力をどう伝えるか」です。

■ 働くことの意味を、子どもにどう伝えていますか？
「どうして働いているの？」
子どもからそう尋ねられたとき、私たちはどう答えるでしょうか。

「生活のため」「お金を稼ぐため」といった答えは一般的ですが、それだけでは、働くことの本質を十分に伝えることは難しいかもしれません。

子どもは、私たち大人の働く姿や言葉から、“稼ぐとはどういうことか”を学んでいます。
そしてそれは、将来、自分で収入を得る力、つまり「稼ぐ力」の土台となっていきます。

■ 日常会話で見せられる、“働くこと”のリアル
仕事の現場を直接見せることは難しくても、家庭の中でできることはたくさんあります。

・仕事に向かう前の準備
・どんな目標に取り組んでいるか
・どのような人に、どんな価値を届けているか
・それに対して収入が得られるという仕組み

これらを、日々の会話の中で少しずつ共有してみることが大切です。

たとえば、「今日は大変な案件があったけれど、お客さまに感謝されてうれしかった」など、働く中での経験を具体的に伝えるだけでも、子どもは自然とその価値を感じ取ります。

■ お金は“価値の対価”であることを教える
子どもにとって、お金は「ATMから出てくるもの」「親がくれるもの」というイメージになりやすいものです。

しかし、私たちが伝えたいのは、「お金は価値を提供した対価として得られるもの」であるということ。
たとえばお手伝いをしてもらった際に、「ありがとう」と感謝を伝えるだけでなく、「そのおかげで助かったから、これを渡すね」と伝えることで、対価の概念を自然に学んでいきます。

■ これからの時代に求められる“稼ぐ力”
現代は、正社員という働き方に限らず、副業やフリーランス、テクノロジーを活用した新しい働き方が広がっています。
“自ら価値を生み出し、収入を得る”というスキルは、どのような時代においても重要な力です。

その入り口として、親である私たちが、日々の暮らしの中で「働くことの意味」「お金の価値」を言葉と行動で伝えていくことが、子どもたちの未来を形作っていくのです。